赤ちゃんに鍼治療するということを、初めて聞く方も多いのではないでしょうか。関西地方では疳の虫(かんのむし)に効くといわれており、江戸時代から行われていたようです。小さい子供の鍼治療は大人と同じではありません。その方法と効果について説明します。

小児鍼の方法

小児鍼は生後6か月くらいから小学生くらいまでの年齢が適しています。鍼治療といっても、大人のように体に鍼を刺すというのではなく、特殊な鍼で身体を撫でるようにして治療します。鳥の羽で撫でるような感覚だということです。また、治療を受けている小児が気持ちいいからもっとやりたいと思うような施術が望ましいようです。

どのような効果があるのか

夜泣き、疳の虫、夜驚症、おねしょ、チック症、アトピー性皮膚炎、慢性鼻炎、中耳炎、小児湿疹などに効果があるといわれています。他にも風邪を引きやすい子供の予防や、食欲増進などにも効果があります。

どうしてこのような症状に効果があるのかというと、鍼で身体を撫ぜることで刺激を与え、自律神経を正常な状態に整えます。また、免疫力を上げて、自然治癒力を高めることで、色々な子供特有な症状にも効果があるのです。

また、子供の成長は早く、急激に発達するため、脳と身体と心のバランスが崩れやすくなります。そのバランスを整えて健全な身体を作ることの効果も期待されます。

家庭でできる小児鍼

小さな銀製(なければステンレスでも可)のスプーンの膨らんでいる部分を使用して、小児鍼と同じような効果が得られます。子供をうつ伏せにし、頭から首、背中、お尻まで軽く撫ぜ、次いで、手で軽く同じように撫でます。数回繰り返すだけで効果があるといわれています。